2023年7月7日(金)
今日は7月7日、七夕ですね。子供の頃は天の川を見ようと空を見上げていましたが、見えたことはありませんでした。
それもそのはず、梅雨シーズンのど真ん中です。
そんな梅雨のど真ん中にトラさんとカウちゃんは結婚式を挙げました。
今から33年前ですから、親戚もそこそこ呼ぶ結婚式です。女性は留め袖で参加するので、大変な思いをさせてしまったなぁと思います。
我々は土曜日で会場が空いている日を選んだだけだったのですが。
幸い雨は降らず、曇りでした。
ということで、7月7日は誕生日と同じように毎年イベントを行います。
昨年はHYATT REGENCY 那覇沖縄に行きました。
今年はトラさんが企画するミステリーツアーです。
海鮮料理も出してくれる宿泊施設で、日帰りにしようか泊まりにしようか迷いましたが、せっかくなので泊まりにします。
やっぱり近場でも船に乗って海外へ行きたいと思い絞り込んだのが、愛知県の日間賀島(ひまかじま)です。
名鉄電車に乗っていると、冬場はふぐを食べさせてくれてタコも有名という広告をよく見ます。
日間賀島と篠島(しのじま)の広告はよく出ているのですが、今までに一度も行ったことはありません。
日間賀島には1泊2食付のホテル・旅館・民宿などいろいろあります。
民宿だと安いのですが、お風呂もトイレも共同になります。
やはり結婚記念日ということなので、客室に露天風呂もついている所を予約しました。宿泊料金もそれなりにします。
ミステリーツアーなのでカウちゃんにはどこへ行くかも伝えていません。名鉄の株主優待の全線切符を金券ショップで950円/枚で買ったものを往復分2枚だけ渡します。
電車の車内広告に7月7日はカルピスの日だと載っていました。

調べてみると、カルピスが初めて発売されたのが1919(大正8)年7月7日だったそうです。今年で104年ですからずいぶん古くからあったのですね。
確かに我々が子供の頃にはありましたが、大正時代からあったとは知りませんでした。
味の素に買収され、その後アサヒビールグループに売られ、働く人達は大変だっただろうなぁと思われます。
そういえば、昔トラさんが中小企業診断士の受験対策機関に通っていた時にカルピスの現役社員か、元社員かはわかりませんが、女性講師がいたのを思い出しました。
カルピスの水玉模様は七夕の日に発売開始したので、天の川からヒントを得たそうです。
さて、名鉄電車に乗り、終点の河和(こうわ)駅で降りました。徒歩7分で高速船乗り場に着きます。
12:10発の高速船に乗ります。日間賀島往復だと2,720円/人ですが、楽天トラベル割引で2,600円/人になりました。



暑いので室内でも良かったのですが、デッキ席もあったのでそちらに座りました。
20分くらいで日間賀島西港に着きました。乗船中は風が強かったのですが、豪華クルーザーに乗っている気分でした。


日間賀島に到着するとタコのモニュメントがあったのでそちらでパチリ。

お腹がすいたので西港の前にある食堂「乙姫」でトラさんは大あさり定食(1,210円)を、カウちゃんはタコぶつ定食(1,110円)をいただきました。


伊勢エビを食べているお客さんもいました。メニューでは4,000円~となっていました。
ここのお客さんは大半が昼飲みをしています。女性でもビールの大ジョッキを飲んでいます。
男性客でもアルコールを注文していない2人組がいましたが、FIRE WORK と入ったお揃いのTシャツを着ていたので、勤務中なのでしょう。
明日はお祭りがあり、花火も上がるのでしょうか。
食後は島の海岸沿いを散歩します。ブラブラ歩いているとタコの駐在所がありました。

さらに歩くと日間賀島東港に着きました。こちらには島で唯一の信号があり、タコのモニュメントもありました。


さらに歩くと島の端に出てハイジのブランコ(恋人ブランコ)というのがありました。

また、ピンクのどこでもドアもありました。いつ設置されたものかはわかりませんが、海側の方は風雨にさらされかなり傷んでいました。

島を散歩していると原付バイクを良く見るのですが、ほとんどの運転手はヘルメットをかぶっていません。ノーヘルで二人乗りしている人もいるではありませんか。

ここは無法地帯か!と思いました。
トラさんは40年以上前に鹿児島県の与論島に行った時のことを思い出しました。
まだトラさんが大学生の時です。友人達と与論島へ行くと、島には信号が1つしかありません。今の日間賀島と一緒です。
原付バイクも走っていました。当時ヘルメットは義務づけられていないので、ノーヘルは当たり前でしたが、2人乗りは違反でした。ところが2人乗りの原付バイクが普通に走っていたので、この島は無法地帯か!と思いました。
しかし、トラさん達は不運にも2人乗りで捕まってしまいました。
実は仲間の一人が軽自動車のジムニーオープンカーを運転していたのですが、4人乗りのところを6人乗りしていたので、交番の前で捕まったようです。
原付バイク2台が2人乗りで車より先に走っていたのですが、途中からついてこなくなったので戻りました。すると交番の前に車が停まっており、我々もそこに行きました。
さすがに交番へ原付2人乗りで行くと捕まえざるを得なくなったのでしょう。「君たちは本土で何を学んできたんだ!」と怒られました。
えっ?ここは無法地帯とちゃいますのん、と言いたいところを我慢して、すいませんと素直に違反に応じました。
日間賀島はそんなかつての与論島を彷彿させてくれます。
それにしても20分しか本土から離れていない所でこのような無法状態は如何なものかと思いましたが、実はこの緩さが日本国外にいるみたいでいいですね。島全体が治外法権のようなものでしょうか。
日本は電車もぴったり時間通りなように、何もかもがきっちりし過ぎていて、息がつまりそうです。
昨年のサラリーマン卒業まではきっちりするのが当たり前だと思っていましたが、本能に従う生活をしているとちょっと無理しているなという気がします。
全体的にオーバースペックで、余計なところにエネルギーをかけ過ぎるような気がします。
だから皆さん懸命に頑張って働いているのに生産性が良くないと言われるのではないでしょうか。
ちょっと話しがそれましたが、結局、また日間賀島西港まで戻ってきたので島を徒歩で一周しました。
日中の一番暑い時間帯に、重い荷物を背負って歩かされ、カウちゃんは怒り心頭のようでした。
そこへ本日宿泊する旅館の車がお迎えに来ました。軽自動車だったので、えっ?と思いましたが、狭い路地のような所を走っていくので軽自動車しか通れないことがわかりました。
旅館に着くとあまりにも素敵な建物と内装にビックリ。受付の際、冷たいお茶とお茶菓子も出されました。カウちゃんの怒りも収まってきたようです。

海が見えるソファーと反対側には京都の枯山水庭園のようなセンスの良いお庭がありました。

お部屋は2階にあり、5室だけです。階段もとっても落ち着きます。

お部屋は「ぼうら」という名前。ネットで調べても意味はわかりませんでした。

室内は珪藻土と琉球畳の和風の造りで落ち着きます。眺めも良く、専用露天風呂もあります。




開業して13年経つそうですが、まだ2、3年しか経過していないと錯覚するくらい新しく感じます。
日間賀島一周をして汗だくになったので、まずはひと風呂浴びます。海からの風を感じながら露天風呂でのんびり浸かるのは至福の時間でございます。
ひと風呂浴びた後は畳の上で直接寝転びうたた寝をします。これも極上の時間でございます。
夕食は1階の専用の個室でいただきます。

個室からの景色も電灯が渋さを感じさせてくれます。

テーブルの上には名前入りの献立表があります。

食前酒の梅酒と前菜が用意されていました。

席につくとすぐに立派な伊勢海老が載ったお造りも出てきます。天然ものだとか。

鱧(はも)の土瓶蒸しも出てきました。

あわびとみかわ牛のガラス板焼きです。あわびは生でも食べられるとのことです。ひと切れ試しましたが、かなり歯ごたえがありました。焼く方が柔らかくなって食べ易いですね。



カサゴの煮付けが出てきました。骨が結構あり食べるのに苦労します。

ゆでダコがで出てきました。タコの姿のまま出てくるかと思いましたが、小さく切られて出てきました。

天麩羅がでてきます。

たこ飯、お味噌汁、御漬け物がでてきます。

この御漬け物がシャキシャキしてて感動ものでした。お料理を運んでくる方にお伝えしたら漬けたばかりの生姜をサービスしてくれました。

最後にデザートと飲み物が出てきました。ミルクプリン、メロン、ティラミス、紅茶です。

18時20分から開始してゆっくり1時間半くらいかけて美味しく見た目にも美しいお料理をいただきました。トラさんもカウちゃんも、とっても満たされた気分になりました。
2019年版ミシュランガイドにも載ったそうです。

食後はお部屋の露天風呂に入り、以前娘のワンちゃんから父の日に贈られた金粉入りのスパークリングワインで33周年を乾杯しました。
カウちゃんはアルコールは全くダメなので、トラさん一人でボトルを飲み干しました。

結婚33周年記念、おめでとうございます(*^^)v
いつもお二人の旅行記は楽しませていただいてます。
いろいろなところに旅行に行けて、奥様は幸せですね(^^)/
日間賀島、観光に力を入れていて、いろんな映えスポットがあるという特集を見たことがあります。
ブランコ、どこでもドア、たこの駐在所とかがそうなんですね。
それにしても本当に素敵なお宿!!
早速調べました(^.^)
日間賀島というと、たこやフグだと思ってましたが、伊勢海老、鮑、そしてみかわ牛まで!!
金粉入りスパークリングもいいですね。
私もいつか泊まってみたいです(^^)/
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tabisurueiyoushiさま、コメントありがとうございます。日間賀島は隠れ家のような所でした。ミステリーツアーを自分で企画していながらサプライズの連続でした。
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