ロサンゼルス空港からダウンタウンへ行く方法

2023年9月17日(日)

ロサンゼルス国際空港(LAX)へは現在鉄道やモノレールは乗り入れていません。

2028年のオリンピック開催に向けて新交通システムが建設中です。

LAXで建設中の駅
2024年完成予定時イメー

そういえば、リニアモーターカーの品川~名古屋間は開通予定は当初2027年でしたよね。それから変更になったのでしょうかね?

現時点でLAXからダウンタウンへ行く方法はいくつかありますので、ご紹介します。

ダウンタウンの目的地はユニオンステーションとします。

移動する人数によって選択肢も違ってきますが、1~2人を想定します。

また、どのターミナルから乗車するかも多少関係してきます。

LAXのターミナルはコの字型をしており、ターミナル1~8まで各エアラインごとに割り当てられています。国際線はターミナル3と4の間にあり、ターミナルBと名付けられています。

LAXターミナル配置図

Bの由来はおそらく、TOM BRADLEY国際ゲートからきているものと思われます。TOM BRADLEYは1973年~1993年までロサンゼルス市長を務めた方の名前です。

到着フロアはホテルやパーキングの送迎バス、ターミナル間移動のバス、空港関係者用バス、長距離移動のバス、中短距離移動の路線バス、UBERやLYFTを含む一般車やタクシーなどが入り乱れており、常に渋滞しています。

ちなみに出発フロアは2階にあり、同じようにカオス状態で常に渋滞しています。

そのような中でダウンタウンへ行く最も一般的な交通手段はFLYAWAYという専用バスです。各ターミナルにブルーの乗場があります。トラさんも昨日使用しました。

FLYAWAYのバス
FLYAWAY用ブルーの乗り場

料金は$9.75/人です。所要時間は時間帯にもよりますが、40分~80分くらいです。

また、安さを追求するならメトロ(地下鉄Subwayと地上線Railが混在)を利用する方法だとLAX から一番近いメトロ駅まで無料バスがあるので、$1.75で行くことができます。

2023年4月版Metro地図

所要時間は90分~120分くらいです。

無料バスはLAXの各ターミナルに濃いピンク色の柱があり、そこが乗り場になります。いろいろなバスがくるのでMetro Connector と表示のあるバスが来たらそれに乗ります。

濃いピンク色の柱

Cライン(グリーン)のAviationという駅まで送ってくれます。所要時間は10分程度です。

CラインでWillowbrook駅まで行き、そこでAライン(ブルー)に乗り換えます。

Aラインに乗り換えたら7th St駅まで行き、そこでBライン(レッド)かDライン(パープル)に乗り換えて3駅でユニオンステーション駅に到着します。

本日、トラさんはメトロを使ってダウンタウンへ行ってみました。

1 DAY PASS が$5だったので購入しました。tapカードというカードも購入が必須かと思い、$2で購入したので$7/人必要でした。今から考えるとtapカードは購入する必要はなかったかも知れません。

tapカード

メトロ地上線に乗ったとたん、後悔しました。明らかに雰囲気の違う人達が乗っているのです。

乗り換えの駅ではお金をくれと言って寄ってくる人達もいました。無視するに限るのですが、周りの人の目つきを見ると、狙われているのではないかと心配になります。

メトロに乗る人は車を買えないような人達が多いので、できれば乗らない方が良いとネットの情報で読んだのを思い出しました。

それでも運賃は払っているので、最低でも$1.75は払っているだろうと思っていら、中心街の駅にこそ見張りの警備員がいますが、中心街から少し離れると改札も形ばかりの物しかありません。

よく観察すると、結構な数の人が運賃も払わずに乗っているようです。改札口は何も通したりかざさなくても通れる所もありますし、出口はEMERGENCYを普通に利用しています。

さらに大きな荷物を持って車内でず~っと寝ている人もいるのです。

昼間は暖かい車内で暮らし、車庫に入る前には別の所に移動しているのではないかと思われます。

ちなみにロサンゼルスMetroの車両はKINKI SHARYO 製でした。日本のメーカーが頑張っているんですね。

特にAラインの沿線にはバラック小屋や段ボールハウスのようなものが並んでいる場所が結構ありました。トレーラーハウスなどはましな方です。

大半の建物はペイントで落書きをされ
ています。中にはアートのようなもの
もありますが、ペイント落書きは街の
印象を悪くしています。

オベーションハリウッドにも行きましたが、その周辺のブリリアントな雰囲気とは対照的でした。

アカデミー賞授賞式の舞台

メトロに乗っている間は緊張のあまり
全身に力が入り、解放されると溜まっ
ていた疲れがドドッと出たような感じ
がしました。

まるでUSJホラーナイトのゾンビ達に狙われているような恐怖感でした。

バスでフリーウェイを走っている限りでは、リッツカールトンやモクシーといった有名なホテルの名前の高層ビルしか見えませんでしたが、そのビルの裏にはメトロ地上線が走っていたのです。

リッツカールトン(左)とモクシー(右)

それにしても、ロサンゼルスの裏通りを目の当たりにして、その実態に驚きを隠せませんでした。

UberやLyftのアプリはダウンロードし、クレジットカードとも紐付けしましたが、今回は使用しませんでした。

Uber と Lyft のアプリ

時間帯にもよりますが、LAXからユニオンステーションまでトラさんが調べた限りでは$40~80くらいでした。

LAXにつながる交通システムが完成するまではFLYAWAYが一番リーズナブルだと思われます。

ゾンビとの遭遇というスリルを味わいたい方はメトロをどうぞ。