沖縄八重山諸島巡り 3日目 西表島ジャングルクルーズ

西表島のイルンティフタデムラでの宿泊は、これまでに聞いたことのない動物達の鳴き声で、恐怖を感じつつもジャングル気分を味わうことができました。

満天の星を見たいと期待しましたが、沖縄地方は梅雨入りしており、日中も夜中も一日中曇り空です。

もちろん日の出も期待できません。

西表島滞在の2日目はジャングルクルーズに乗ることにしました。西表島には大原港に近い仲間川と上原港に近い浦内川で河川クルーズが行われており、マングローブの観賞ができます。

トラさん達は、宿泊していたイルンティフタデムラから車で10分程の浦内川のジャングルクルーズに参加しました。

https://www.urauchigawa.com/access.html

予約がなくても出発時刻の15分くらい前までなら乗船できます。料金は一人2,200円で、クルーズ船で往復するだけでも、船を降りてトレッキングする場合でも同じ料金です。クレジットカードは使えませんが、PayPayは使えました。

トラさん達はトレッキングもするコースにしました。長靴は貸して頂けますが、靴下をはいている必要があります。

トラさん達は船の進行方向左側に座ってしまいましたが、どちらかと言えば右側の席の方が途中で解説のある何ヵ所かの観賞スポットが観やすいと思います。

出発してしばらくは汽水(淡水と海水が混ざる水)で育つマングローブの解説があり、中流付近ではかつてこのあたりにあった稲葉集落の話しがありました。度重なる風水害で1969年に集落は消滅してしまいます。

その集落で生まれ育ち最後まで残っていた家族の一員が浦内川観光の平良(たいら)代表だそうです。

小学校時代は山道で片道2時間以上する通学路を毎日通ったそうです。そのため体幹がしっかりしており、70歳に近いお歳になっても山道を歩くスピードは若者でもついていけないそうです。

船は30分程度で軍艦岩の船着き場に到着します。

軍艦岩の船着き場

ここで降りてマリュドゥの滝カンビレーの滝までトレッキングします。

途中に板のような根を持つ「サキシマスオオウノキ」や小さな滝を見ることができます。

サキシマスオオウノキ
名前はありましたが小さな滝

この時期キンモクセイの花のような香りがするオレンジ色の花がありました。「コミノクロツグ」という名前の植物です。

コミノクロツグ

ゆっくり歩いて50分程でマリュドゥの滝の展望台に着きました。なかなか壮観な景色です。日本の滝100選にも選ばれています。

滝の近くまで行きましたが、柵が壊れており、近づくことはできませんでした。

さらにゆっくり歩いて30分くらいでカンビレーの滝に着きます。カンビレーとは神の座を意味します。

カンビレーの滝

ここでゆっくりしたいと思いましたが、帰りの船に乗りそびれるとまずいのと、雨が降ってくるのではないかと心配だったので早々に切り上げました。

帰りは道の周りにはえている植物を観賞する余裕が出てきました。奇怪な形の木もあります。

ギランイヌビワ
オキナワウラジロガシ
人が通れそう
名前のわからない白い花 蘭の一種?

軍艦岩までの道中は雨に降られることもなく無事戻ることができ、帰りの船にも十分間に合いました。

帰りの船ではミサゴと呼ばれる珍しい鳥も観賞することができました。英語名ではOspreyで軍用機の語源になっています。

シロアリの巣もありました。

シロアリの巣

浦内川ジャングルクルーズ、当日思いついて参加したにもかかわらず事前期待を遥かに超える体験ができました。

沖縄八重山諸島巡り 3日目 西表島ホタル観賞ツアーに続きます。