2019年12月、岐阜県白川村にふるさと納税をしました。10万円を寄附すると築300年の合掌造りの宿「合掌乃宿 孫右ェ門」の1泊2食2名分の宿泊券をお礼の品として頂きました。
雪深いライトアップの頃に行きたいと思い予約を入れようとしましたが、ライトアップは限定された日にしか実施されず、ライトアップを展望台から観賞するには特別な方法(白川郷観光協会経由)で予約する必要があることがわかり、雪解けを待って来シーズンのライトアップイベントの下見を兼ねて訪問することにしました。

(白川郷観光協会のHPより)
2022年4月20日に金沢のHYATT CENTRIC をチェックアウトし、東海北陸自動車を通って白川郷に向かいました。
途中寄ったサービスエリアではまだ除雪した後の雪が残っていました。

白川郷ICから出て5分程度で合掌造りの家屋が建ち並ぶ萩町エリアに着きます。大小100棟余りの合掌造りの建物が現存し、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
孫右ェ門はメイン通路から1本入った通路に面していました。やはり残雪があります。




現在は2部屋を1組で使用するので、1日に3組宿泊することができます。この日はトラさん達以外にももう1組の予約が入っていましたが、急遽キャンセルとなり、トラさん達だけの貸切状態となりました。
トイレ、洗面、お風呂は共同となるので、貸切状態と聞き正直ホッとしました。2021年に訪問した北海道の美瑛の宿でも同様のケースでホッとした覚えがあります。
建物一番端の「萌木」というお部屋に通されました。


チェックイン後、周辺地図をご用意して頂き、萩町城跡展望台と集落の散策をします。
展望台へは車でも徒歩でも行けますが、まずは車で向かいます。




畑や道端には土筆がはえており、桜も満開でちょうど見頃でした。



今上天皇が学生時代に宿泊されたお宿
TBSで2021年10月15日から毎週金曜日の夜10時に放映された連続ドラマ「最愛」で白川郷がロケ地として使われたことを知り、直前に第1話~第5話までをParaviで観ました。
散策していて、あのシーンで使われた場所だとわかったりすると、嬉しくなるものです。



ドラマ「最愛」については吉高由里子が演じる主人公「梨央」の実家としてトラさん達が宿泊した孫右ェ門がロケ地となっていたので、夕食時に宿のご主人からも撮影時のエピソードなどをお聞かせ頂きました。
ロケ時の写真パネルなどもわざわざ出してきて頂きました。出演者のサイン色紙もありましたが、それらは撮影禁止です。


宿の食事をご紹介します。食事は囲炉裏(いろり)のある大広間で頂きます。宿泊客が複数組の場合は皆さんで一緒に食べるようです。



夕食は、飛騨牛のステーキや岩魚の塩焼き、山菜の天ぷら、白川郷の石豆腐などが並びました。






朝食は朴葉(ほうば)味噌焼きがメインでした。

食後はセルフサービスでしたが、あすなろブレンドの珈琲豆を挽いてバルミューダのドリップマシンでコーヒーを頂きました。


レトロな雰囲気で非日常を楽しむことができました。
チェックアウトは朝10時でしたが、車は駐車場に停めたままで良く、再度展望台まで徒歩で登ったり、周辺の散策を満喫しました。
展望台には神奈川県の県立高校生が修学旅行?で来ていました。トラさんも思わず一緒について行こうとしましたが、カウちゃんに止められてしまいました(笑)。


集落散策時に「飛騨牛にぎり処」で売られていた賞味期限3分のお寿司「飛騨の至福」が気になりました。トラさんは高価(1,000円)なのでパスしましたが、高校の引率の先生らしき人が満足げに食べていました。

今藤商店という酒屋兼お土産屋さんにどぶろく風ソフトクリームというのが売られていました。ドラマ「最愛」でもどぶろくが出ていたので食べてみました。お酒っぽさが全くないので食べ易く、どぶろくの味はわからなかったのですが、絶妙な味がしました。


本場のどぶろくもその場で味見したかったのですが、車の運転もあるのでお土産として買って帰りました。

白川郷バスターミナルの場所も建物も確認し、地形も把握できたので、豪雪時に訪問しても大丈夫だと思います。

飛騨白川郷における築300年の合掌造りの宿での宿泊は、事前期待以上の満足度でした。次回は秋か冬に訪ねたいものです。



