モントリオール散策

2023年9月23日(土)

今朝はHYATT PLACE で朝食をいただきました。宿泊者にチケットが配られていて、無料のようです。

レストラン入口
客席の様子

ブッフェスタイルですが、あまり種類はありません。

ジュースはアップルとオレンジ
シリアル、トースターパン
定番の暖かい料理

アメリカもカナダも朝食の暖かい料理の内容はあまり変わりません。定番のスクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、ポテトです。

定番料理の盛り付け

だいたい野菜類はありません。フルーツはあります。今のシーズンはスイカ、メロンはカットされており、リンゴ、オレンジ、バナナはまるごとです。

フルーツ

日本のホテルで提供される朝食ブッフェと比べると劣りますが、お腹がすいていると美味しくいただけます。

食後モン・ロワイヤルに行きました。山全体が公園になっており、散策している人もたくさんいます。冬はスキーで滑るようです。

池もあります

頂上付近に展望エリアがあり、モントリオールの街並みが見渡せます。

展望エリア

標高は233mしかありませんが、頂上近くには十字架もあり、シンボル的存在です。

夜は輝く十字架

車で下っている時も展望エリアがありました。高いビルがないので遠くまで見渡せます。

観光バスも来ます
遠くまで見渡せます

遠くに近未来的なスタジアムがあるので調べてみるとまさかの1976年に開催されたモントリオールオリンピックのスタジアムでした。47年前のスタジアムには見えませんでした。

モントリオールオリンピックスタジアム

モン・ロワイヤルから下ってセント・ローレンス川に浮かぶ島、セント・ヘレン島に行くとまた近未来的な構造物がありました。

球状の近未来的な構築

バイオスフィアと名付けられた構築物で、1976年に開催されたモントリオール万国博覧会のアメリカ館だったそうです。47年も前にオリンピックも開催し、万博も開催したのですね。

バイオスフィアは水の博物館で環境学習ができる施設です。万博の時はアクリルで覆われていたそうですが、改修工事の際の火災でアクリルは焼け落ちたそうです。

中には「Shoji Sadao」という日本人名のパネルもありました。日系アメリカ人で、このバイオスフィアをバックミンスター・フラーと共に設計した建築家です。

ショウジ・サダオ 貞尾昭二

この後、ホテルに一旦戻り、車を置いてから徒歩で散策しました。ランチは以前モーくんがモントリオールを訪問した時に見つけたブランジェリーカフェに行きました。

トラさんが注文したクロックムッシュ

食後は別のカフェに行こうとしましたが、満席で入れませんでした。

満席で入れなかったカフェ

この日は公務員のデモがありました。給料をもっと上げてくれ!というものらしいです。

デモ終了後

それにしても、モントリオールの街はお洒落です。皆さんフランス語をしゃべっているのもカッコいいですね。

奇抜な形状のツインビル
お洒落で写真をたくさん撮りたくなります

夜はホテルの近くで代表的なカナダ料理のプーティンをいただきました。フライドポテトにグレイビーソースと粒状のチーズカードをかけた料理です。ちょっと味がくどく感じ、量も多いのでお持ち帰りしました。

カナダの代表的料理のプーティン

ホテルに戻ると、モン・ロワイヤルには十字架が輝いているのが見えました。

モン・ロワイヤルに輝く十字架

モントリオールへ移動しました

2023年9月22日(金)

お昼頃、トラさん達はCOURTYARD BY MARRIOTT をチェックアウトし、モーくん達の家に行きました。

今日はダートマスカレッジの新学長の就任セレモニーがあり、キャンパスで無料ランチがふるまわれるとのことでした。

行ってみると学生も大学職員だか近隣住民だかわからないようなシニアの人達もいて、誰でもウェルカムっぽかったです。

青空のもとランチに並んでいます
ボランティアスタッフも大活躍
アメリカ国旗は必須です
芝生の上でピクニック気分
FIVE GUYS の反省からトッピングは豊富に
DJもいてプロ?の演奏も

学生達も多種多様です。学生の皆さんは日本だと東大レベルの人ばかりでしょうが、とてもそんな頭がいいような人達ばかりには見えません。

新学長の挨拶は午後3時からですが、トラさん達は午後2時には退散しました。

大学公式サイトの就任式の様子

新学長は第19代目で初めての女性学長だそうです。1769年設立以来254年の歴史で19人目ですから、一人が平均14年は務めていることになります。

今回の女性学長も47歳での就任ですから60歳以上になっても続ける可能性大です。

ダートマスカレッジや大学院出身ではなく、カリフォルニア大学サンディエゴ校出身でミシガン州立大学で認知科学のPh.D.(博士号)を取得しています。苫米地博士も認知科学者だったような気がします。

Sian Leah Beilock 新学長

ちなみにダートマス大学より歴史が浅い1776年建国のアメリカ大統領は既に第46代まで誕生しています。

トラさん達は一旦家に戻り、荷物を積み込んでモントリオールへ出発します。

本当はモーくんの彼女が乗っている車で行く予定でしたが、ビザの更新が間に合わずトラさん達が借りたレンタカーで行くことになりました。

 向こうの緑のバスがダートマス通学バス

レンタカーを借りる際、ボストンからニューハンプシャーのハノーバーあたりまでの片道2時間ちょっとを往復するだけの予定でしたからドライバーはトラさんだけしか登録していません。

となると必然的にモントリオールまで3時間ちょっとはトラさん一人で運転することになりました。

クルーズコントロールという機能を初めて使いましたが、便利ですね。前の車が減速したら車間距離をあけてちゃんと減速するし、前の車がいなくなると設定した速度まで自動でぐんぐんスピードを上げてくれます。

カナダの国境を渡る時、女性オフィサーはとぼけているのかこちらを試しているのか、真顔で変な質問をしてきました。

「どっから来たの?」「いつまでいるの?」「日本へはいつ帰るの?」などと質問してきて、9月28日に日本へ帰りますと答えているのに、「今10月だけど来年に帰るの?」と聞いてきました。

そういえば、昔家族でナイアガラの滝に行く時、ニューヨーク州のエルマイラからレンタカーを借りてカナダの国境を越える時も、日本のパスポートを渡し、「どっから来たの?」といつものように聞かれたと思い、「アトランタから」と答えたところ、後部座席に乗っていた子供が「どこで生まれたの?って聞いてるよ」と指摘してくれました。

あわてて「日本です!」と答え直しましたが、何でそんなこと聞いてくるのか不思議に思いましたが、オフィサーはいろいろ変化球を投げて反応を見ているのでしょう。

国境を越えカナダに入ると標識がマイル表示からキロメートル表示に変わります。アメリカだけが距離にしても重量にしても単位でわがままを通している気がします。

カナダに入ったとたんに、森林からトウモロコシ畑などの農業地帯になり、視界が広がって開放的な明るい気分になりました。

これは、カナダでは最南端にあたるこのあたりで農業をするしかないのですが、アメリカではこんな北の寒い地域でわざわざ農業などする必要がないからだそうです。

また、モントリオールに入ると案内板も全てフランス語になります。アメリカに対抗しているのかと思うほどですが、公用語がフランス語になっているそうです。

モントリオールではHYATT PLACE を2部屋予約していましたが、チェックインの時に1部屋に変更してもらいました。キャンセル料金も取られませんでした。

トラさんはそんな交渉する英語力はありませんが、モーくんはさすがです。

もっとも、ホテルのキャンセルポリシーだと宿泊日の2日前までにキャンセルしないと1泊分の宿泊料は取られることになっているので、トラさんは諦めていましたが。

HYATT PLACE の駐車場入口
地下駐車場からホテルへの入口
地上からホテルへの入口

HYATT PLACE は日本では京都の丸太町駅に直結した6階建の低層ビルですが、館内の様子はなんとなく似ています。ただ、モントリオールのHYATT PLACEは30階建の高層ビルなので、こじんまりしたイメージとは違っていました。

30階建のHYATT PLACE
館内の様子

29階の部屋に通されました。モントリオールはオリンピックが1976年に開催されたことくらいしか知りませんでしたが、高層ビルもたくさん立ち並ぶ近代的な街だということを知りました。

29階からの眺望

ちょうど標高233mのモン・ロワイヤル (王の山という意味) に太陽が沈む時でした。山の上には十字架がありました。

モン・ロワイヤルに沈む夕陽

日没後、街に出かけましたが、賑わっています。石畳の通路に店外席とそこら中から聴こえてくるフランス語を耳にすると、フランスにいるような錯覚に陥ります。

モントリオールのダウンタウン

トラさん達が夕食に入ったのは中華街にある蘭州拉麺のお店でした。人気店らしく並ばないと入れません。

行列ができています

20分くらい待ってお店の中に入れました。注文したのは看板料理の蘭州牛肉拉麺です。麺の太さや辛さも選べます。

上段太麺ノーマル、下段太麺ホット 

モーくんは旨い旨いと食べていましたが、トラさんはその旨いの感じがわかりませんでした。

蘭州は中国の北西部にあります。

モントリオールもダウンタウンには浮浪者もいますが、夜でも比較的安全な街だなと思いました。

ホテルに戻ると部屋から見る夜景も素晴らしいものがありました。

29階からの夜景