クラシックホテルパスポート ペアランチ券

2022年4月3日(日)

昨日ご紹介したクラシックホテルパスポートを購入し、4つスタンプを貯めるとペアランチ券を頂けます。

クラシックホテルに加盟しているホテルは全部で9つありますが、それぞれのホテルが指定しているレストランのランチであれば、事前予約すればどこでも使えます。

トラさんは昨年8月にペアランチ券を頂き、有効期限は6ヶ月間でしたが、コロナ禍で有効期限がさらに6ヶ月間延長されました。

1歳年上の入社同期のT君が定年退職のお祝いをしてくれるというので、せっかくだからと東京ステーションホテルのレストランでペアランチ券を使うことにしました。

T君夫妻と我々夫婦の4人で行くことにしたので、2名分のお料理を追加します。東京ステーションホテルのレストラン「Blanc Rouge」の場合、ペアランチ券と一緒のお料理は6,000円/人で追加できるとのことです。

個室も11,000円でご用意して頂くことにしました。後から知りましたが、JRホテルズのメンバーであれば平日の個室料は不要になる時もあるようです。

デザートも2,400円の追加料金で4号のホールケーキに変更して頂きます。

横浜のニューグランドホテルから東京駅近くのマリオット系ホテルのコートヤードバイマリオット東京ステーションに宿泊場所を移し、ランチ会へ臨みます。

本日は雨が降っていたので、八重洲の地下街を通って丸の内側に出ましたが、地上への出口が見当たらずグルグル回ります。地下道を使ったため、方向がわからなくなってしまいました。

ようやくJR東京駅丸の内南口に出てホテルへの通用口を使います。2階へ上がり、奥の方にレストラン「ブラン ルージュ」がありました。

13時からでしたが、到着したのはジャスト13時で汗だくでした。

お料理はじっくり2時間かけて頂きました。クラシックホテルでは「雲仙観光ホテル」は宿泊に夕食も付いていますが、2時間かけて頂くお料理はその時のディナー以来かも…

アミューズ
ごぼうとマッシュルームのスープ

素材の良さもあるのでしょうが、繊細な味付けで、どのお料理も美味しく頂きました。

お料理2名分と飲み物やオプションを色々付け足したので、合計で29,760円かかりましたが、それぞれで折半し、14,880円をお支払いしました。

クラシックホテルのペアランチ券を使うのは2度目ですが、前回は箱根の「富士屋ホテル」で利用しました。その時も非常に満足しました。

クラシックホテルパスポートを利用すると、外資系ホテルの上級会員向けサービスのゴージャスさはありませんが、明治大正時代の日本が目指した西洋文化をほのぼのと感じることができます。

そのようなノスタルジーを感じたい方にはお勧めします。

クラシックホテルパスポート

2022年4月2日(土)

昨日は渋谷区のふるさと納税の返礼品で代官山のミシュラン1つ星店で芸術的なランチを頂きました。

その後、渋谷駅から横浜の元町・中華街駅へ移動し、ホテルニューグランドへチェックインします。

クラシックホテルパスポートにスタンプをもらうためです。

クラシックホテルパスポート

ニューグランドは、ANA STORE のホテルから予約しました。もともと15,000円でしたが、チェックインの際、上層階のラウンジアクセスできるお部屋にアップグレードしませんか?と提案されます。

追加料金は2,000円/人で合計19,000円になります。それでラウンジアクセスできるなら、と提案を受け入れました。

お部屋の鍵はカードキーではなく、ディンプルキーです。また、15階以上の高層階へ行くにはエレベーターにその鍵を差し込まなければ希望の階を押せないようになっていました。老舗のこだわりでしょうか。

鍵がないと15階以上は指定不可

お部屋からは横浜のみなとみらい地区が見え、素晴らしい眺望です。

日没後の景色

ラウンジへも行ってみました。

トラさんがイメージしていた外資系ホテルのラウンジとは違い、コーヒーや紅茶を注文して頂ける喫茶室のような所でした。トラさんはアルコールが飲み放題で軽食も頂けるラウンジをイメージしていたのですが…

ラウンジからはマリンタワーが見えます

夜ごはんは中華街へ行ってみます。この日は風があり、外気温が5~7℃ぐらいの冬並みの気候です。

中華街に入ってすぐの「王府井」(ワンフーチン) で小籠包を頂きました。

正宗生煎包 (小籠包)
花茶 健康に良さそう
やわらか杏仁豆腐
王府井湯麺 (ワンフーラーメン)

どれも日本の中華料理店で出てくる料理とは違う味がします。

ホテルのお部屋に戻ると、夜景も実に素晴らしい!観ていて全く飽きません。

ホテルニューグランドについて調べてみると、1927 (昭和2) 年に開業しています。

作家大佛次郎 (おさらぎじろう) が昭和6年から約10年間、創作活動の場としてこのホテルを利用し『霧笛』や『鞍馬天狗』を執筆したとか。318号室が彼の部屋だったそうです。

そういえば、2020年8月に泊まった時に「港の見える丘公園」を散歩し、隣に大佛次郎記念館があるのを見つけたことを思い出しました。

また、第二次大戦直後の1945(昭和20)年8月30日、マッカーサー元帥が厚木飛行場に降りたってすぐに向かったのがこのホテルニューグランドだそうです。3日滞在したのは315号室。今でも「マッカーサーズスイート」として宿泊もできるようです。

チャーリー・チャップリンやベーブ・ルースなど海外の著名人も訪れています。

藤竜也作詞で松田優作などが歌う「ヨコハマホンキートンクブルース」、矢沢永吉の「ニューグランドホテル」、サザン・オールスターズの「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」でもこのホテルやこのホテルのバー「シーガーディアン」が歌詞に登場します。

さらに、このホテル発祥の料理として、「ドリア」「スパゲッティナポリタン」「プリンアラモード」が有名です。

さすがクラシックホテル、噛めば噛むほど味が出てくるように様々なエピソードが出てきます。

本日11時のチェックアウト前にクラシックホテルのカウちゃん用パスポートにスタンプをもらい、さらに1冊新しくトラさん用にパスポートを購入し、それにもスタンプを頂きました。

カウちゃん用パスポート
ホテルニューグランドのスタンプ でかい!
新たに購入したトラさん用パスポート

ホテルの館内ツアーをしていると、フェニックスホールの前で数人の人がじっと黙って座わりながら待っています。

本館の階段と時計は圧巻!
中庭に面するイタリアンレストラン
「イル・ジャルディーノ」
中庭の噴水
フェニックスホール前
常設のレストランではないようです

何かなぁ、と思い確認すると、ランチを待っているようでした。予約がなくてもOKとのことだったので、トラさん達も待つことしました。

程なく呼ばれ、フェニックスホールの中に案内されました。

注文したのはドリア、スパゲッティナポリタン、プリンアラモードのド定番メニュー。取り分け用にお取り皿もご用意して頂きました。

シーフードドリア
スパゲッティナポリタン
プリンアラモード

これらのお料理を考案した人がこのホテルにいらっしゃったんだ…と感慨深く思いながら頂きました。

ホテルニューグランド、2度目の宿泊にもかかわらず、歴史を事前に予習してから訪問すれば、もっと楽しめたと思いました。知れば知るほど奥が深いということですね。

次回はバー「シーガーディアン」で是非カクテルを頂きたいと思います。