八重山諸島巡り7日目 竹富島宿泊レビュー

小浜島でははいむるぶしリゾナーレ小浜島というゴージャスなリゾートホテルに宿泊しましたが、続く竹富島は赤瓦屋根の集落の中を水牛車がのっしのっし」という沖縄の原風がイメージにあったので、普通の旅館に予約を入れました。

竹富島のイメージ

4月初めに宿を探し、大人2名夕朝食付で22,000円の髙那旅館を一休.comを通して予約しました。現地で現金決済のみしか受け付けてくれませんでしたが、カード事前決済ができる楽天トラベルに比べると安かったので決めました。

後になってから知りましたが、この髙那旅館は老舗で映画やテレビドラマのロケ地にも使われたことがあるようです。

竹富島や髙那旅館が出てくる映画やドラマを調べてみました。本当は先に調べて映画やドラマを観てから訪問すれば良いのですが、いつも後からになってしまいます。

ドラマ『真夏のメリークリスマス』(2000年:TBSドラマ金10)

映画『星砂の島、私の島~アイランド・ドリーミン』(2004年公開:喜多一郎監督)

映画『ニライカナイからの手紙』(2005年公開:熊澤尚人監督) トラさんコメント:若い頃の蒼井優が主人公で、比嘉愛未(ひがまなみ)の映画デビュー作らしいが、竹富島らしさはあまり出てこない。民営化される前の日本郵政公社のPR映画っぽい。

公式HPより

映画『星砂のちいさな天使~マーメイドスマイル』(2010年公開:喜多一郎監督)

ドラマ『南の島からつるかめ助産院』(2012年:NHKドラマ10)

映画『サンゴレンジャー』(2013年公開:中前勇児監督) トラさんコメント:おちゃらけシーンが多い(東日本大震災の影響らしい…)が意外に面白く、佐々木希(ささきのぞみ)も好演!竹富島の海中の綺麗なサンゴや熱帯魚も出てきて息を飲むほど美しいシーンも満載です。

公式HPより

https://sangoranger.jp/

また、司馬遼太郎の『街道をゆく 沖縄・先島への道』にも彼とその付き人が髙那旅館に宿泊した記述があります。昭和49(1974)年のことですが、島に着いてから髙那旅館を見つけて長期滞在しているようです。のんびりしてますね~。

さて、トラさん達は小浜島を後にして安栄観光の船で竹富島に到着しました。乗船時間は25分くらいです。

竹富港に着くと髙那旅館星のや竹富島の送迎車の方達がプラカードを持って迎えてくれています。

竹富港での送迎車の人達
髙那旅館の送迎車

港から髙那旅館までは車で5分くらいです。

チェックインの時にお茶(サンピン茶だったと思います)とお菓子を頂きました。

壁にはロケ地として使われたと思われる映画とドラマのポスターが貼られていました。色褪せたところが時代を感じさせます。この時は何の映画かよくわかっていませんでした。

映画とドラマのポスター

お部屋は本館の向かい側にある2階でした。

竹富島では数少ない2階建の建物だと思われます。

荷物を置くと、「なごみの塔」と「西桟橋」へ徒歩で行くことにします。まずは遠くの「西桟橋」へ行き、帰りに「なごみの塔」へ寄ることにします。

西桟橋へは徒歩で10分くらいの距離ですが、沖縄の原風景である赤瓦屋根の建物舗装されていない道鮮やかな色のブーゲンビリアの花バナナの木などを観ながら歩いていると、のんび~りしたのどかな島時間を感じることができました。

赤瓦屋根の建物
舗装されていない道
鮮やかな色のブーゲンビリアの花
バナナの木

西桟橋からは西表島が見えました。満潮に近かったのか、波も高かったので早々に引き上げてなごみの塔へ向かいます。

西桟橋の案内板
西桟橋先端
西桟橋
遠くに見える島が西表島

なごみの塔は竹富島で恐らく一番高い地点(標高33.1m)である「あか山丘」に、1953年に建てられた鉄筋コンクリート造の展望塔です。

なごみの塔とあか山丘の標識
なごみの塔
なごみの塔の解説

2016年9月までは塔の上にも登れたそうですが、今は老朽化で危険な為、塔への登り降りはできません。あか山丘の上からでも島の風景を見渡すことができます。

なごみの塔の募金箱
なごみの塔の下からの風景

すぐ横にあかやま展望台というのがありましたが、有料で怪しそうなので利用しませんでした。

あかやま展望台

髙那旅館のすぐそばに竹富郵便局がありました。ここは映画ニライカナイからの手紙の主人公が育った場所です。この旅行の時はそんなことも知りませんでした。旅行前に映画を観ておけば、もっと感動したことでしょう。

竹富郵便局

髙那旅館に戻り、18時から夕食を頂きます。その品数の多いこと。しかもどのお料理も旨い!

髙那旅館の夕食
石垣牛と海老

その夜もやはり曇っていたので満天の星は観れませんでした。

八重山諸島巡り8日目、竹富島サイクリングと水牛ツアーに続きます。

映画『トップガン マーヴェリック』

2022年5月27日(金)に日米同時公開された『TOP GUN MAVERICK』を公開翌日に観てきました。

公式HPより

日米同時公開とは知りませんでした。前作は1986年ですから36年前です。日本公開はアメリカ公開日の5月16日から半年以上遅れの12月6日。トラさんが社会人2年目の時です。

当時は社会現象になった程です。トラさんが好きだったのは「TAKE MY BREATH AWAY (トップガン・愛のテーマ)」の音楽で、その頃通っていたスポーツクラブのエアロビクールダウンに流れていました。

オフィスのあった東京都中央区から会社の寮がある船橋とは反対方向にあたる港区高輪台に通っていました。

トップガンに女性教官として出演していたケリー・マクギリスのような女性達と一緒にトップガン・愛のテーマを聴きながらクールダウンを共有するのは至福の時でした。

トム・クルーズはトラさんと同じ1962年の寅年生まれです。7月に60歳になるらしいですが、映画の中でも信じられないくらい若い動きを見せてくれます。

この映画は当初2019年夏公開予定でしたが、1年延期されコロナ禍でさらに延期となり合計4回延期されたそうです。

土曜日午後の上映回でしたが、ほぼ満席で最前席しか空いていません。結果的にはこれが正解。ド迫力のシーンを手を取るように満喫できました。

観客はやはりシニアっぽい人が多いですね。上映途中でトイレに行く人も複数いました。

この映画を観ると、アラ還でもトム・クルーズのように若々しくいられるんだ、という希望が湧いてきます。

ところでアメリカでは「AIR SHOW」という航空ショーが全米各地で行われています。毎週末にどこかの州で開催されています。クラシックなプロペラ複葉機の飛行であったり、曲芸飛行などのアトラクションと共に最新の戦闘機も飛びます。

たいていどの州にもある米軍の基地で行われることが多いので、空軍の最新戦闘機が登場します。

参考までに2022年の北米のAIR SHOWカレンダーのリンクを貼っておきます。↓

https://www.milavia.net/airshows/calendar/showdates-2022-north_america.html

トラさんが初めてAIR SHOW を見た時は、マッハ2.5で低空飛行する戦闘機にビックリしました。

今から14年前ですが、日本が欲しくて仕方がないんだが絶対売ってやらないんだ、と解説していました。

戦闘機が通過して2秒くらい経ってから地響きと共にバリバリバリと轟音が響き渡ります。

思わず耳を塞いでその場にしゃがみこんでしまいます。地震でも起きたのかと勘違いする程です。

これを見たら「はは~」とひれ伏したくなります。子供達は「Cool !!」と叫び僕も私もパイロットになる!と思うのでしょう。

アメリカでは大きなイベント時には軍のブースが出ており「次は君がHEROだ!」と宣伝してリクルートをしているようです。

『トップガン マーヴェリック』を観て、またアメリカのAIR SHOWを見に行きたくなりました。

日本の自衛隊にも「航空祭」というのがあり戦闘機も飛ぶというので、トラさんも見に行きましたが、迫力も観客のノリもアメリカとは雲泥の差があります。

実際のトップガン(パイロット養成施設)はサンディエゴにあり、アメリカでの『TOP GUN MAVERICK』の公開記念レッドカーペットショーもサンディエゴの真っ青な空の下で行われていました。

サンディエゴには映画の撮影で使われた「カンザスシティー・バーベキュー・レストラン」が今もあるので、是非訪問してみたいものですね。

白川郷「合掌乃宿 孫右ェ門」宿泊レビュー

2019年12月、岐阜県白川村にふるさと納税をしました。10万円を寄附すると築300年の合掌造りの宿「合掌乃宿 孫右ェ門」の1泊2食2名分の宿泊券をお礼の品として頂きました。

雪深いライトアップの頃に行きたいと思い予約を入れようとしましたが、ライトアップは限定された日にしか実施されず、ライトアップを展望台から観賞するには特別な方法(白川郷観光協会経由)で予約する必要があることがわかり、雪解けを待って来シーズンのライトアップイベントの下見を兼ねて訪問することにしました。

ライトアップ時のイメージ
(白川郷観光協会のHPより)

2022年4月20日に金沢のHYATT CENTRIC をチェックアウトし、東海北陸自動車を通って白川郷に向かいました。

途中寄ったサービスエリアではまだ除雪した後の雪が残っていました。

五箇山サービスエリアの残雪

白川郷ICから出て5分程度で合掌造りの家屋が建ち並ぶ萩町エリアに着きます。大小100棟余りの合掌造りの建物が現存し、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。

孫右ェ門はメイン通路から1本入った通路に面していました。やはり残雪があります。

現在は2部屋を1組で使用するので、1日に3組宿泊することができます。この日はトラさん達以外にももう1組の予約が入っていましたが、急遽キャンセルとなり、トラさん達だけの貸切状態となりました。

トイレ、洗面、お風呂は共同となるので、貸切状態と聞き正直ホッとしました。2021年に訪問した北海道の美瑛の宿でも同様のケースでホッとした覚えがあります。

建物一番端の「萌木」というお部屋に通されました。

チェックイン後、周辺地図をご用意して頂き、萩町城跡展望台と集落の散策をします。

展望台へは車でも徒歩でも行けますが、まずは車で向かいます。

萩町城跡展望台
のどかな雰囲気

畑や道端には土筆がはえており、桜も満開でちょうど見頃でした。

道端につくしがはえています
明善寺(みょうぜんじ)のあたりの桜
合掌乃宿 ふるさと
今上天皇が学生時代に宿泊されたお宿

TBSで2021年10月15日から毎週金曜日の夜10時に放映された連続ドラマ「最愛」で白川郷がロケ地として使われたことを知り、直前に第1話~第5話までをParaviで観ました。

散策していて、あのシーンで使われた場所だとわかったりすると、嬉しくなるものです。

梨央と大輝が夜に逢うシーンで使われた場所
梨央が自転車で渡るシーンで使われたつり橋(塗装工事中でした)
つり橋の名前は「であい

ドラマ「最愛」については吉高由里子が演じる主人公「梨央」の実家としてトラさん達が宿泊した孫右ェ門がロケ地となっていたので、夕食時に宿のご主人からも撮影時のエピソードなどをお聞かせ頂きました。

ロケ時の写真パネルなどもわざわざ出してきて頂きました。出演者のサイン色紙もありましたが、それらは撮影禁止です。

宿の食事をご紹介します。食事は囲炉裏(いろり)のある大広間で頂きます。宿泊客が複数組の場合は皆さんで一緒に食べるようです。

囲炉裏に岩魚(いわな)の串焼き
囲炉裏の煤(すす)は防虫効果もあり

夕食は、飛騨牛のステーキや岩魚の塩焼き、山菜の天ぷら、白川郷の石豆腐などが並びました。

飛騨牛のお肉
岩魚の塩焼き
山菜の天ぷら
白川郷の石豆腐

朝食は朴葉(ほうば)味噌焼きがメインでした。

食後はセルフサービスでしたが、あすなろブレンドの珈琲豆を挽いてバルミューダのドリップマシンでコーヒーを頂きました。

レトロな雰囲気で非日常を楽しむことができました。

チェックアウトは朝10時でしたが、車は駐車場に停めたままで良く、再度展望台まで徒歩で登ったり、周辺の散策を満喫しました。

展望台には神奈川県の県立高校生が修学旅行?で来ていました。トラさんも思わず一緒について行こうとしましたが、カウちゃんに止められてしまいました(笑)。

大型バスが展望台まで来るとは驚き
高校生に戻った気分になったのですが…

集落散策時に「飛騨牛にぎり処」で売られていた賞味期限3分のお寿司「飛騨の至福」が気になりました。トラさんは高価(1,000円)なのでパスしましたが、高校の引率の先生らしき人が満足げに食べていました。

今藤商店という酒屋兼お土産屋さんにどぶろく風ソフトクリームというのが売られていました。ドラマ「最愛」でもどぶろくが出ていたので食べてみました。お酒っぽさが全くないので食べ易く、どぶろくの味はわからなかったのですが、絶妙な味がしました。

どぶろく風ソフトクリームは350円
表面にポン菓子のトッピング

本場のどぶろくもその場で味見したかったのですが、車の運転もあるのでお土産として買って帰りました。

「どぶろく」とは呼べない?

白川郷バスターミナルの場所も建物も確認し、地形も把握できたので、豪雪時に訪問しても大丈夫だと思います。

白川郷バスターミナル

飛騨白川郷における築300年の合掌造りの宿での宿泊は、事前期待以上の満足度でした。次回は秋か冬に訪ねたいものです。

映画『ドライブ・マイ・カー』2回目鑑賞

2022年3月31日(木)

本日はトラさんのサラリーマン最終日です。3月31日は決算期末なので、決算棚卸しがあったりして非常に忙しい日でした。

定年式もこの日にあるかも知れないということで何の予定も入れずに空けていました。

定年式は3月8日に済ませたので、出社する必要もなく、のんびり過ごします。

明日から予定が詰まっているので、本日は映画『ドライブ・マイ・カー』の2回目を観に行くことにします。

近所のイオンシネマでは昼間に1回だけの上映です。トラさんは、「ワタシアター」のプラス会員 (年会費400円) で、これまでに6回の鑑賞実績 (6ミタ) があるので、1回無料の鑑賞特典があります。

本日はその無料鑑賞特典を使います。

2回目鑑賞に備えて、村上春樹の原作「女のいない男たち」とアントン・チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を図書館で借りて読みました。

「ドライブ・マイ・カー」は短編集「女のいない男たち」に収められていますが、その短編集の中にある「シェエラザード」と「木野」からもいくつかのシーンが取り込まれています。

「女のいない男たち」は、アメリカのオバマ元大統領のお気に入りの一冊らしいので、この映画を絶賛する人達もこの本を読んでいる可能性があります。

この本を読んでから観ると、村上春樹ワールドを上手くアレンジした濱口竜介監督の凄さが伝わってきます。

初めて観た時は「ワーニャ伯父さん」のセリフの意味があまりよくわかりませんでしたが、本を読んでから観ると、どの部分かが良くわかりました。

しかし、なぜこのシーンでこのセリフがBGMのように流れているのかまでは掴めませんでした。恐らく何かしらの意味があるのでしょう。

映画の出演者の細かな表情の変化も感じることができました。

関連本を読んでから観ることをお勧めします。

夜は半月ぶりくらいに家族4人が揃うことになったので、すかいらーく系のしゃぶしゃぶ食べ放題のお店「しゃぶ葉」へ行きました。

しゃぶ葉は大人料金から10%引きくらいで60歳以上料金が設定されていました。また、ロボットが追加のお肉などを運んできてくれます。

すかいらーくのアプリで8%引きのクーポンがあり、フリードリンクの割引クーポンと株主優待カードを使用し、4人で4,000 円ピッタリでした。

良心的なお店で感動しました。