ようやく晴れた中でのNY散歩

2023年5月1日(月)

昨日からHYATT GRAND CENTRAL NEW YORK に宿泊していました。トラさんがNYに来た4月28日からずっと雨でしたが、今朝は晴れているようです。

昨夜は雷もなっていましたが、今朝は日の出の光を受けてビルが赤みを帯びています。

NYの朝焼け

朝8時から朝食を摂る約束をしているので、それまでの間に近隣散策に行きます。

途中、WALDORF ASTORIA がありました。工事中でしたので改装中なのでしょう。今回、NYへ来るにあたって予約状況を確認しましたが、全て✕だった理由がわかりました。

改装工事中のWALDORF ASTORIA

1985年に公開された映画「星の王子ニューヨークへ行く」でもこのホテルがでてきました。エディ・マーフィーが王子様の役を演じ、その国王一行が宿泊したホテルに設定されていました。

星の王子ニューヨークへ行く

一度は泊まってみたいですね。2025年度には大阪のうめきた再開発エリアにWALDORF ASTORIA が日本初上陸開業の予定です。2026年には東京でも日本橋駅直結のビルにオープンの予定です。

我々の目的地はMoMA(NY近代美術館)です。2004年11月にリニューアルオープンした際に、日本人建築家の谷口吉生(よしお)が設計した新館が公開されました。

カウちゃんが建築家谷口吉郎(よしろう)・吉生親子のファンなので是非見に行きたいとのことでした。2009年には一度MoMAを訪問しましたが、その時は知らなかったのでしょう。

でも朝のオープン前には中に入ることができず、カーテンの隙間から少し中庭が見えただけです。

カーテンの隙間から見えた中庭
Wikipediaより

このMoMA、一般の入場料は大人$25/人で平日は17時半で閉館しますが、毎月第一金曜日の夕方16時~20時はある日本企業のブランド名を冠した◯◯NYCナイトと呼ばれて無料になります。

素晴らしい社会貢献と宣伝ですね。

MoMAの玄関の案内板
53st.のUNIQLO

2009年にはUNIQLOのお店もスポンサーズナイトもなかったような気がします。5th Ave.でももっと南の方にお店がありました。トラさんはそこで日本にはない色のポロシャツを買った覚えがあります。

帰りにはロックフェラーセンターの前を通りました。

冬にはアイススケート場になります

今日は晴れているのでロックフェラーセンターの最上階にある「TOP OF THE ROCK」からの景色が期待できますが、昨夜時点では夕方からの時間帯しか予約の空きがありませんでした。

ロックフェラーセンター

ホテルに戻り、中2階にあるレストラン「NEW YORK CENTRAL」でモーくん達と一緒に朝食を頂きます。

NEW YORK CENTRAL
店内

BUFFETスタイルでカットフルーツは大きく食べごたえがあります。

カットフルーツ
ヨーグルト類
パン類
ホットミールコーナー
トラさんの朝食

これまでマンハッタンで3つのHYATT系ホテルで朝食を頂きましたが、どこも至ってシンプルだなと思いました。日本のように和洋中と多彩でライブキッチンまであるのはオーバースペックなのかも知れません。

日本人は器用なのはいいことなのですが、あまりにも細かい所にもこだわり過ぎて、工業製品にしてもサービスにしても過剰品質なような気がします。

日本の生産性が低いといわれる要因かも知れません。かといってアメリカで働いている人達が生産性が高いかと言えば全くそんなことはないのですが。

アメリカでは生産性の悪い働き方をしていても給与水準が上がっていき、日本はこの30年で給与水準がじわじわ下がっているのはどう考えてもおかしいと思います。

朝食後は、NYへ来たら訪問したいと考えていたワールドトレードセンターへ地下鉄で行きます。

OculusとOne World Trade Center
アート
案内板
9/11 Memorial North Tower Pool
9/11 Memorial South Tower Pool
Oculus (ラテン語で眼/目の意味)
星条旗とOne World Trade Center

港の方に行くとニュージャージーのホボーケン地区が見えます。いつの間にかこんなに高層ビルが建ち並んでいるんですね。以前は船でしか行けませんでしたが、今は地下鉄で行けるそうです。

ホボーケンの高層ビル街

1988年公開の映画「ワーキング・ガール」ではニュージャージーに住む主人公テスが船でマンハッタンのワールドトレードセンターに通っていたのを思い出します。

遠くに自由の女神像も見えます。

自由の女神像

その後、ホテルに戻りチェックアウトを行います。

HYATT GRAND CENTRAL NY のフロント

この度のマンハッタンでの3ブランドの宿泊と日本に進出済の8ブランドを合わせてHYATT系ホテルのブランドエクスプローラが11個になり、10個でもらえるカテゴリー4までの無料宿泊特典が付与されました。5個達成するごとにアワードが付与されます。

無料宿泊アワード
11個チェックが入りました

ホテルに戻って来ると、バレーパーキングの車はホテル前に停まっていますが、鍵を持っているスタッフがコーヒーを買いに行くと言ってなかなか戻って来なかったというハプニングもありました。アメリカあるあるですね。

車でモーくん達の家に帰る前にNYの街を巡ります。

TIMES SQUAREのFIVE GUYS

ハドソンヤードにあるVESSELという蜂の巣のような話題の新名所の前も通りました。2019年3月のオープン以来4人の飛び降り自殺が発生し、自殺者が出る度に有料化したり警備員数を増やしたり、2名以上でしか入れないようにして対策しているようです。

VESSEL(現在立入禁止)

この後、ニューハンプシャーを目指します。途中、コネチカット州のニューヘブンでランチにします。

ここは名門イェール大学があり、大学城下町といえます。入ったお店は南米ベネズエラ料理のお店。トラさんはAREPA(アレパ)という白トウモロコシの粉でできた生地に具材をはさんで食べる料理を選びました。

アレパとメキシコのトルティーヤの違いは何?と思いますが、アルカリ処理をしているか否かという明確な違いがありますが、中南米の国でも混同されているようです。

SOMOS (スペイン語で私達はの意味)
中の具材を選びます
AREPA

食後はイェール大学のキャンパス内を散歩します。日本の大学とは規模も歴史も違います。アメリカがまだイギリスの植民地だった頃に、イギリスが高等教育機関である大学を設置しています。1600年代から1700年代ですから日本では江戸時代ですね。その頃にできたのがアイビーリーグ8校。最も古いのがハーバード(1636年創立)で次がイェール(1701年創立)です。最初に作った建物が今でも使われているのは驚きです。

重厚な建物
荘厳な時計台
緑の美しいキャンパス
ノスタルジックな建物

6時間近くのドライブの途中で雨が降り太陽が出て虹も見れました。

バーモント州に入りジャンクションを降りてスーパーで食材を調達します。リブアイステーキ用のお肉やとこの時期だけに収穫されるゼンマイなど。ちょこっと買うだけで$100は軽く超えます。

モーくん達が住んでいるのはバーモント州とニューハンプシャー州の境。以前はバーモント州に住んでいましたが、昨年夏に所得税がかからないニューハンプシャーに引っ越ししたとか。

トラさん達が昔住んでいたジョージア州でもカウンティ(郡)ごとにセールスタックス(日本では消費税)の税率が違っていました。教育委員会も違っていたので、同じ州でも学校の休みにも違いがありました。アメリカは州が国でカウンティが都道府県くらいの感覚ですね。

モーくんから超ど田舎に住んでいる、と聞かされて心配していましたが、落ち着いたサブディビジョンにあるおうちでした。主に大学院の家族が住んで所ですが、なかなか空かないそうです。常にWEBでチェックをしていたら、昨年空きが出て直ぐに申し込み入居することができたとのこと。

落ち着いた感じのサブディビジョン
アメリカの典型的なアパートメントハウス

長距離ドライブの後でしたが、調達した食材を料理してご馳走してくれました。モーくんは一生懸命にマッシュポテトを作っていました。ちゃんとうらごししたんだとカウちゃんにもわかってもらえてモーくんの苦労も報われました。

リブアイステーキ、マッシュポテトなど

この日はモーくん達の家に泊めてもらいました。

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