4月上旬に東京のHYATT系ホテルの泊まり歩きをし、そのレビューは既にご報告しましたが、4月14日~15日に「HYATT PLACE 京都」に宿泊しましたのでそのレビューをシェアしたいと思います。
「HYATT PLACE 京都」は2022年4月1日に開業したばかりのホテルです。HYATT PLACE ブランドとしては2019年7月に「HYATT PLACE 東京ベイ」が日本初として開業しましたが、コロナ禍で一時休館に追い込まれ、2021年7月に「HYATT REGENCY 東京ベイ」にリブランドして再開業しています。
HYATT PLACE のコンセプトは、以下のように紹介されています。

また、公式HPでは別の表現でもコンセプトを打ち出しています。
スタイリッシュで先進的、そして24時間・365日の機能性を追求したハイアット プレイスは、さまざまな目的を持つ現代の旅行者が無理なく自然に滞在できるホテルとして、世界中で395軒以上を展開しています。客室においては眠り、仕事、遊びに対応するレイアウト、また共有スペースにおいては仕事から解放され寛ぎの時間へ“シームレス”に移行する快適性を実現。24時間いつでも食事が可能で、優れたサービスを提供し、ハイアットのロイヤルティプログラム「ワールド オブ ハイアット」会員向け特典もご用意しています。
ゴージャスさを追及するのではなく、仕事も遊びも両方できるようなスタイルを追及しているようです。
トラさんはHYATTのブランドエクスプローラーで5つのブランドに泊まることを目指しており、HYATT PLACE は是非泊まっておこうと考えていました。
4月中旬の平日なら京都を訪問できそうなのでスマホの公式アプリから予約しました。この時は「ダブルポイント」を試したかったのでそれで予約しました。

一番安いキングの部屋が通常料金が12,600円+税金サービス料2,646円=15,246円に対して、ダブルポイント料金は15,400円+3,234円=18,634円となっていました。
当日は名古屋から高速バスで移動します。所要時間は2時間16分で運賃は1,400円/人です。新幹線を使うと所要時間は34分ですが5,710円/人もし、在来線だと所要時間2時間22分かかって2,640円/人します。
これを見ると、定年シニアは時間の融通が利きやすいので多少時間がかかっても平日昼間の高速バスを選びたくなると思います。
さらに、乗客が少なく後ろの座席に人がいないため、気兼ねなく座席のリクライニングができます。
新名神高速道路の甲南サービスエリアで10分程度の休憩もあります。
バスは京都駅の烏丸口(からすまぐち) に到着します。京都タワーがある側です。2月10日に利用した高速バスは八条口側に到着したので、トラさんはてっきりそちらに到着すると考えていました。バス会社によって違うようです。
お昼頃到着したので、ランチにします。高低差30m、171段の大階段で有名な京都駅ビル「The CUBE」11階にある鉄板焼のお店「錦わらい 京都駅ビル店」に入りました。
他にも飲食店はいくつもありましたが、どこも2,000円近くします。そんな中で1,000円以下のお料理があるのがこのお店くらいでしたし、お好み焼きが食べたいと思ったからです。
トラさんは「ねぎ焼きセット」(1,155円)、カウちゃんは看板メニューの「わらい焼き」(968)円を注文しました。

この「わらい焼」が大正解!やわらか麺ととろっとした半熟卵でふわふわなオムそば風お好み焼きになっています。

HYATT PLACE 京都は京都御所そばの地下鉄丸太町駅から直結らしいので、京都駅からは地下鉄で行きます。
コロナ禍前ほどではありませんが、外国人観光客も見るようになりました。
丸太町駅では6番出口を新しく作ったようです。そこはなんとHYATT PLACE 京都の建物の中にありました。

ホテルのゲートを入ると数々の胡蝶蘭が飾られており、開業したてであることがわかります。

チェックイン後、エレベーターに乗るまでの所にNespressoマシンが置かれていました。ちょっとしたスペースもあるので、そこで頂くこともできるようです。




ホテル館内は木がふんだんに使われており、京都らしさを演出しています。

お部屋に入るとガーデンビューキングにアップグレードされているようでしたが、サプライズ感は全くありませんでした。










最近のHYATT系のホテルで超サプライズ級のお部屋アップグレードが続いていた身としては寂しさを感じました。また、個人宛のサイン入りメッセージもありませんでした。
この日は平日でガラガラだったので、HYATTの規程だともう少し上のクラスのお部屋にアップグレードされても良いはずなのに…せめてバスタブ付きのお部屋はあいていないかフロントに相談しようかとも思いましたが、思いとどまりました。
一番安い料金ではなく、ダブルポイントの料金を払っているのですが、察してもらえなかったようです。
開業したばかりなのでまだ慣れていないのだろうと温かく見守ることにしました。後からメールで来るアンケートに指摘すれば良いだろと思いましたが、結局アンケートも送られてきませんでした。
お客のフィードバックは改善の宝の山なのに、それを逃すとは運営会社の姿勢が問われます。
後からわかりましたが、HYATT系のホテルでも運営する会社はそれぞれ違っていますが、HYATT PLACE 京都を運営する会社はHYATT系は初めてのようです。
夜、食事に行くためにフロントの前を通って外に出ましたが、雨が降って来たのでお部屋に戻って傘を取りに行くことにしました。
フロントで傘を貸してもらえると嬉しいなと様子をうかがいましたが、2名いたフロントスタッフは黙々と何かをしていて、こちらと目を合わすことはなく、声をかけることもできませんでした。
また、食事から帰ってきた時も「お帰りなさいませ」の言葉もかけられず、目を合わせることもありませんでした。
開業前にちゃんとトレーニングをしたんだろうか?と疑問に思いました。もっとも、HYATT PLACE が宿泊客に過度に干渉しないのがモットーかも知れませんが…
翌朝の朝食が美味しかったので救われました。ビュッフェスタイルではなく、和食か洋食を選択するスタイルでした。トラさんは和食を、カウちゃんは洋食を選びました。



ランチは街なかに食べに行き、帰ってきてから15時過ぎにチェックアウトしました。フロントには多数のスタッフがおり、そこでHYATT PLACE オリジナルの八ツ橋を頂きました。



この時初めてHYATTらしさを感じました。運営会社ではなくHYATTの社員ではないかと思われます。
開業したばかりホテルの口コミは結構辛口のコメントが多くなりがちですが、トラさんも経験してみて、言いたいことがたくさん出てくることがわかりました。
HYATTブランドを冠しているので、今後に期待したいですね。
今回の宿泊料金は、ベースの宿泊料金はダブルポイント料金で15,400円、これにサービス料10%の1,540円が加わり、それらの合計額に消費税10%の1,694円と宿泊税400円が加算され、合計19,034円でした。
今回の宿泊で付与されたポイントは、対象利用額$122.60米ドル、ベースポイント613、ダブルポイント613、Globalist 30% Bonus 184、オープニングボーナス 500、キャンペーンボーナス2,022の半分の1,011も入れると合計2,921ポイントとなります。1ポイント2円計算で5,842円分です。
実質の宿泊料金は、19,034 – 5,842 = 13,192円となります。HYATT REGENCY 東京BAY が実質8,071円でしたから、それと比較するとかなり割高な印象です。
ここでダブルポイントはお得かどうかを検証してみたいと思います。
ベースの宿泊料金2,800円アップすることで、サービス料10%と消費税10%が加わるので、3,388円となります。ダブルポイントの加算ポイントは613なので、ポイント単価は3,388円÷613=5.5円となり、全然お得ではないことがわかりました。
HYATTでは常にポイントの購入ができますが、今は5,000ポイント以上だと30%引きで購入できるキャンペーンをやっています。それによると、5,000ポイントで$84となります。今回のHYATTと同じ為替レートだと125.6円/$となるので、84×125.6=13,140円となり、ポイント単価は、13,140 ÷ 5,000 = 2.628円となります。
https://storefront.points.com/world-of-hyatt/ja-JP/buy
円安ドル高でポイント単価も高くなっているので、安く買うのが難しくなってきました。今後のドル/円相場はどうなるのでしょうか。