2021年9月26日(日)
HafHで予約した宿泊施設に泊まり、あえて目覚まし時計はセットせずに寝ました。自然に起きて無理のない程度に行動したかったからです。
朝起きてみると、6時05分頃でした。この時間だと日の出は過ぎているだろうと思い、カーテンを少し開けて外を見るとまだ夜明け前のような感じです。
ネットで調べてみると日の出時刻は6時39分になっています。今からだと日の出が見えるかも知れないと思い、速攻で用意して車を出発させました。
西の方へ車を走らせると東平安名崎(ひがしへんなざき)という地名が交通案内板に載っています。何となく宮古島の右下の方に出ている灯台のある岬だろうなと直感したので、そこに向かうことにしました。
行ってみると灯台のかなり手前に広い駐車場があり、何台か車が停まっています。日の出時刻にはなっていましたが、ちょうど雲がかかっており、太陽は見えませんでした。しかし、周りの雲はオレンジ色に輝いており、ヘイロー(後光)も見えたので、ストレートに太陽を見るよりも神々しく感じられました。

このあたりは岬になっているので、三方海です。さらに、海には巨岩がゴロゴロして異様な光景です。調べてみると1771年の大津波で打ち上がったものだそうです。


平安名埼(へんなさき)灯台はコロナ禍でなければ有料(300円)ですが、97段の螺旋階段を昇って頂部から360度のパノラマ絶景を楽しめるようです。

反対側の海の遠方には「うえのドイツ文化村」の建物や、シギラリゾートの建物も見えます。

なぜ宮古島にドイツ文化村があるのかというと、1873年(明治6年)7月に、台風によりドイツの商船ロベルトソン号が宮古島沖で座礁したのを、宮古島の漁師達が救出したことがきっかけのようです。
「博愛物語-ドイツ商船救助物語-」として語り継がれ、その博愛の心を文化遺産として後世に伝えようということになり、1996年(平成8年)にドイツ文化村がグランドオープンしたとのことです。
その後、台風被害等で自治体で維持するのが難しくなり2020年には売却が検討され、株式会社西南楽園リゾートというユニマットグループの会社が購入したようです。
ユニマットというとオフィスにあるコーヒーサービスのイメージがありますが、子会社を通じてリゾート開発やサファリパークの運営など、ずいぶんと色んなことをしている企業グループですね。
シギラリゾートには様々なスタイルの高級ホテルが立ち並んでいましたが、こんなドラマがあるのを事前に調べていれば、もっとじっくり観察できたのにと悔やまれます。次回は1週間くらい滞在するつもりなので、シギラリゾートにも宿泊か訪問したいと思います。
https://shigira.com/hotel/breezebay
もちろんドイツ文化村にも行って世界遺産のマルクスブルク城の原寸大で模した博愛記念館や、その中に展示されているベルリンの壁を見てみたいものです。ベルリンで実物を見たいのですが、海外渡航はまだ予定が立てにくい状況です…
東平安名崎からの帰りに海沿いの道を走っていると、「鯨が見える丘ムイガー」という看板を見つけました。野生の鯨が陸上から見えるなんて素敵ですね。トラさんは飛行機から見えないかと探していますが、目の錯覚でイルカの大群に見えることはよくあります。

一旦宿泊施設に戻り、荷物をまとめてから、7月に計画していた宿泊施設のある「砂山ビーチ」を目指します。
チェックアウト時に軽く室内に掃除機をかけて、ゴミはベランダに分別して捨てます。ベランダに出て気がつきましたが、この建物はコンテナを改造して宿泊施設にしているようです。コンテナハウスと聞くと安っぽいイメージがありますが、普通の家と同じように快適に過ごすことができました。
洗濯機まであるので、長期滞在にもピッタリだと思います。玄関をロックした後、鍵を玄関の外にあるキーボックスに返却してチェックアウト終了です。鍵はディンプルキーだし、ダブルロックなのでセキュリティ対策もされています。これでHafHの基本料金(2,980円/月~)と350コインで2名泊まれるのはお得だと思います。
実はここ以外にHafHのリストに載っている宿泊施設はありましたが、満室だったり、高かったりでマッチしませんでした。
ちなみに「ホテル・トリフィート宮古島リゾート」もHafHのリストにあり、2名で250コインでしたが、我々が利用したい日程では空いていませんでした。宮古空港の近くにあり、今回の旅行でも横を通りましたが、今年の3月にオープンなので外観はとてもキレイでした。次回の宮古島滞在時には何泊か利用したいと思います。
https://www.hafh.com/properties/784
さて、砂山ビーチに向かいましたが、コロナ禍からか通行禁止になっており駐車場まで行けません。しかし、通行止めされている前に車が3台路上駐車していたので、そこに並べて車を停めました。
バリアを向こう浮き輪を持ったカップルがいたので、ついて行くことにしました。

狭い砂道をしばらく歩くと形容し難いブルーとグリーンの海がチラッと見え、期待に胸が高まってきます。

海に出ると狭いビーチですが、海の色が素晴らしく、宮古島ブルーと呼ばれるのでしょうか、美しい景色が広がっています。

さらに水辺の方に進むと砂山ビーチのシンボルである岩のアーチも

お天気が良かったこともありますが、青い空にコバルトブルーの海が映え、珊瑚礁のコーラルグリーンも鮮やかで最高のビーチでした。
時間があれば水着に着替えて透明の水に浸かりたかったのですが、フライトの時間も迫っていたので戻ることにしました。
ガソリンを満タンにしてレンタカーを返却しますが、JAのセルフスタンドで169円/Lでした。トラさんが住んでいる地域に比べると20円/Lくらい高いでしょうか。
レンタカーを返却し、すぐに宮古空港に送ってもらいました。今回のフライトは欠航による便変更があるのでカウンターでチェックインをします。この時に気づきましたが、宮古から那覇経由セントレアへ行く便はもっと遅いのはないのか?と。
もともと宮古島からセントレアへの直行便は18時10分発20時40分着でした。それが欠航になりJAL(JTA)から代替便として用意されたのが、宮古島12時05分発13時那覇着、那覇16時発18時10分セントレア着です。もっと遅い時間のフライトはないかと調べたところ…ありました。
宮古島17時45分発18時35分那覇着、那覇19時20分発21時30分セントレア着という便です。これなら宮古島にあと5時間以上滞在できました。提案されたものでも必ず検証するべきだと反省しました。
宮古島も那覇もお天気が良く、30℃を越す気温でしたが、セントレアに戻ってくると雨で気温は20℃でした。
家に戻ってきてからYouTubeで宮古島を紹介している動画を観たくなり、実際に映像を流しています。東平安名崎や砂山ビーチの動画を観ると距離感もわかるので、再び感動しています。
今朝、自分達も行っていたんだなぁと不思議な気分になります。帰ってきてもう数週間経っているような懐かしい気分になってしまいました。