2021年8月13日(金)
今週水曜日の8月11日にキロロリゾートから積丹半島へ行きましたのでレポート致します。
キロロリゾートは10時頃出発しました。うに丼のお店をナビで設定します。途中、余市を通ります。ニッカウヰスキーの工場前も通りました。宇宙科学館のようなものがあったので調べてみると、宇宙飛行士の毛利衛さんが余市町のご出身だということがわかりました。
海岸沿いを走っていると、結構高い波が立っています。普段からこうなのか、台風の影響で今だけなのかはわかりませんが、風の強さなどは現地で体感しないとわからないものですね。
電柱の看板広告に様々なうに丼のお店が出ています。元祖生うに丼のお店「みさき」が目につき、WEBで調べてみるとなかなか良さげです。ナビとは違う方向でしたが、「みさき」の案内板を頼りに向かいました。
お店を見つけました。多少は並んでいますが、想定の範囲内です。悪天候でうにの入荷が限られており、生うに丼は提供できない旨の断り書きがしてあります。生うにを沢山使わない二色丼や三色丼は提供できるようです。



並び始めて12~13分くらいでお店の中に入れました。券売機で食券を購入するスタイルです。トラさんは海鮮丼(2,980円)を、カウちゃんは三色丼(2,980円)の食券を購入しました。食券を受付に渡すと席の番号を指定され、そこで待ちます。お茶やお水はセルフサービスです。食器も自分で返却口へ運ぶ方式です。


しばらくすると料理が運ばれてきました。うにの色も鮮やかです。

生うにを口に入れると、少し甘みがあってとろけてくれます。イカも新鮮さがわかります。いくらは少ししょっぱい感じがしました。しかし、積丹半島で生うにを食べることができたので、大満足です。リタイア後は長期滞在していろんな店で生うに丼の食べ比べをしてみたいものです。
うに丼の後は積丹ブルーを見に行きます。まずは「島武意(しまむい)海岸」が一番近いので、そこを目指します。
無料駐車場と「鱗晃(りんこう)」という食事処もあります。ここでも生うに丼を頂くことができるようです。生ウニ丼(白)並盛が2,700円とは価格も良心的です。

このあたりに熊が出没するようです。8月2日に出没したとの注意看板が出ています。

島武意海岸へはトンネルをくぐって行きます。ワクワクしてきますね。

トンネルを出ると、海がひらけています。岩に波がぶつかり、白いしぶきを上げており、海の色も鮮やかなブルーです。東山魁夷の絵で見たことのあるような光景です。


山道を下ると波打ち際まで行くことができます。トラさん達も行って帰ってきましたが、翌日から足の筋肉痛がきております。


思ったより迫力がありました。また、積丹ブルーも肉眼で見ると、期待以上に鮮やかでした。
次は神威岬(かむいみさき)を目指します。カムイと関係があるのでしょうか。
ここは広大な駐車場があります。岬の先には灯台があり、岬の先端へ行くのに結構歩く必要があります。かつては女人禁制だったようです。

岬の先端に向かって右側は強風が吹いており波も立っていますが、左側は風もあまりなく、実に穏やかな海という対照的な光景が広がっています。
岬の先端の沖には神威岩があります。伝説では、源義経が蝦夷の平取の地に逃れてアイヌの長のもとに身を寄せ、その長の娘チャレンカと恋に落ち将来も誓い合ったようです。
しかし、源義経は黙って中国大陸を目指し積丹半島から出発したそうです。チャレンカは後を追って神威岬までたどり着きましたが、一向は既に中国に向けて出発した直後で叫んでも声が届かず、悲しみにうちひしがれれたチャレンカは神威か岬の突端から身を投じてしまいました。その身体が岩となり、神威岩となったという伝説です。
チャレンカの嫉妬は収まらず、女を乗せた船を転覆させるため、女人禁制になったという言い伝えです。
神威岬の先端へ行くには細い道を歩くのでスニーカーが良いと思います。トラさんはサンダルで行って後悔しました。
駐車場に戻ってから「カムイ番屋」というレストハウスに行き、積丹ブルーのソフトクリーム(400円)を頂きました。ミント味とのことでしたが、マイルドなミント味でした。青い海をバックに写真を撮りたかったのですが、少しだけ海が写りました。

左の方に海が少し写ってます
神威岬の次は黄金岬を目指します。積丹町観光センターの駐車場に車を停め、階段まで5分くらい歩きます。階段が急なため、翌日以降の筋肉痛の原因の一つと思われます。


階段を昇り、展望台までの山道に松山千春が曾祖父に捧げるために建立した立派な歌碑があります。

展望台の下に黄金岬の沖にある宝島の解説がありました。

展望台から宝島は望めますが、海の色は今一鮮やかではありませんでした。


積丹ブルーを求めて3つのスポットを回りましたが、沖縄のブルーとはまた違った、神秘的なブルーを感じることができました。アップダウンのある道や階段上の昇り降りもあるので、心の準備は必要です。苦労して到達した絶景は格別なものがありますね。
ところで、「ソーラン節」は積丹半島が発祥でニシン漁の際のかけ声「ソラ、ソラ」から来て、漁師の動作を踊りにしているようです。こういうウンチクも訪問して初めて知りましたし、備忘録のブログを書いているから調べようという気になるものです。