2021年5月1日(土)
昨夜から函館に来ており、今朝は6時過ぎから函館朝市に行きました。
お目当ては「朝市食堂二番館」の550円丼。今日は6時半からの開店で、一番客として入店しました。

トラさんは「五目丼」と「イカ刺丼」、カウちゃんは「鮭親子丼」を注文しました。それぞれにお味噌汁とお新香が付きます。

これで550円はお得です。お客さんが次々にやってきます。緊急事態宣言下でなければ行列が発生しているでしょう。
お腹一杯になったところで、腹ごなしにお散歩に行きます。
目的地は函館のポスターによく使われている「八幡坂」(はちまんざか)。
途中に赤レンガ倉庫街もあり、とってもオシャレな感じです。

スタバも格好いいし、アメリカ西海岸の港街にでも来ているような気分です。


元町公園という所の周辺には外国風の建築物が結構あります。



色使いもオシャレです。快晴だったので空も青く、色がよく映えます。
神戸や横浜、長崎の異人館街を彷彿させます。坂があって海が見えて…
かつて日本に来た外国人が好んで住みついた理由が、その場に立つと何となく共感できます。
さて、お目当ての「八幡坂」からの風景は、街路樹の葉がまだ少ないため、やや感じが違いますが、キレイな景色です。

あとから知りましたが、先方に見える船は「摩周丸」で、かつての青函連絡船です。
トラさんも30年以上前に一度だけ青函連絡船に乗ったことがあります。摩周丸かどうかは覚えていませんが、2021年4月18日のブログで紹介しています。
八幡坂の撮影の途中あたりからトラさんの様子がおかしくなってきました。
朝食に丼を二人前も食べたからでしょうか、便意がじわじわ押し寄せ、遂に「北島三郎記念館」の入るビルに駆け込みました。

このあと、お天気も良く、あまりにも気持ちがいいのでベイエリアのデッキに寝そべって日向ぼっこをしていました。
一旦ホテルに戻り、五稜郭に行く準備と、戻ってきたらすぐにチェックアウトできるように荷物をまとめました。
レイトチェックアウトで16時までOKをもらっていますが、函館14:54発のJR特急北斗に乗りたいと考えていました。
函館駅前バスターミナルから五稜郭タワー前まで行くバス(終点は函館空港)に乗り、manaca(中部地方の交通系ICカード)で料金240円を払いました。
バスを降りると見事な桜の花の饗宴です。

五稜郭タワーも存在感があります。

五稜郭タワーは入場料900円ですが、コンビニで前売券を買うと10%引きの810円になります。
タワーへ昇るのに行列が出来ていたらパスするつもりだったので前売券は買いませんでした。
普通に入場券を買ってタワーの展望エリアに昇りました。
五稜郭の全体も見えるし、桜の花が咲き競っているのも、広々とした大地に遠くの山脈まで見渡せる景色は圧巻!です。

桜のシーズンだからよけいに美しいのでしょう。お天気も季節も良い時に来れたことに感謝します。
タワーから降りて五稜郭の中心にある「箱館勘定奉行」へも行ってみました。

緊急事態宣言なんて関係ねぇと思っている人が、トラさん達も含めてどれだけいることか。
外国人も結構いました。この桜の風景は日本が誇れるものだと思います。
五稜郭からの帰りは路面電車で帰るという案もありましたが、路面電車の駅まで少し歩くことになるので、近くのバス停から帰ることにしました。
バス停で待っていると、時刻表の上に函館・札幌間の高速バスの紹介が載っていました。

函館から札幌まで片道4,900円!この金額に目が釘付けになりました。
我々が考えていたJR特急北斗だと、指定席で9,440円、自由席でも8,910円します。
札幌へは移動だけなので、あんまり遅くならなければ良いので、すぐにネットで調べました。
函館駅前バスターミナル14:48発であれば札幌には20時過ぎに到着するので許容範囲内です。
あとは予約できるかどうかですが、ネットでは始発駅を出発する30分前まで予約可能となっています。
既にその時間は過ぎており、路線バスで函館駅へ向かう車中でしたが、ダメもとで電話しました。
すると、あっさり予約を受け付けてくれました。支払いは函館バスターミナル内の北都交通のカウンターが14:30から開くので、そこでできるとのことでした。
トラさんは、どんな物やサービスでも定価や正札価格で買うのではなく、割引価格やお値打ち価格で買いたいという性分があります。
お値打ち価格とは中部地方の言葉で、価格よりも価値の方が高いものを指し、英語のreasonableが近い感覚。
高速バスについても4,900円より安く購入する方法はないかと考え、金券ショップを覗いてみることにしました。
路線バスを降りてしばらく歩いた所に金券ショップはありました。
半分シャッターは降りていましたが、ドアの表示では土曜日も営業していることになっていたので、中に入りました。
カウンターケースの中には函館・札幌間の高速バスの表示があり、4,300円と書かれています。
「よっしゃー!」と心の中で叫び、奥から出てきたお店の人に函館から札幌までの高速バスの切符について尋ねました。
すると、GWで本当はお店も休みとのこと。高速バスの切符はあるが、今は五稜郭の店にしか置いていないとのことでした。
「そうなんですか、さっきまで五稜郭に行ってたんですよ~」と言って、残念ながらお店を後にしました。
お昼ご飯をまだ食べていなかったので、どこかで食べる必要があります。
すぐ近くに朝市があります。「朝市食堂二番館」は14時までの営業です。オーダーストップか閉店かはわかりませんが、とにかく行ってみることに。
市場の2階にあるのですが、1階の看板にはPM1:30ラストオーダーと書いています。

トラさんが看板の前で残念そうにしていると、別のお店の人が1時間延長しているよ、と教えてくれました。
となると、14時半ラストオーダー、15時閉店です。
お店に行くと「いらっしゃい」と歓迎してくれました。
今日の朝一番のお客とは気づいていないようです。
今回は、トラさんもカウちゃんも「五色丼」を注文しました。
あれれ?トラさんのエビが朝に比べると小さくないか。(笑)

食後ホテルに戻り、荷物を持ってチェックアウト。高速バスの切符も無事手に入れてバスが来るのを待ちました。
函館は本当に良い所でした。また機会を改めてしばらく滞在したいね、というのがカウちゃんと一致した意見です。
14:40過ぎにはグリーン基調の高級そうなバスがやって来ました。

車内は独立3列シートでトイレも付いている立派なバスです。

各シートに備え付けのスリッパはホテルより上質なのには感動しました。トラさんはもちろんお持ち帰りしました。

乗客は15名くらいなので、後ろの座席にも人がおらず、気兼ねなくリクライニングできます。
途中、「有珠山(うすざん)SA」で20分間のトイレ休憩がありました。

充電もでき無線WiFiも使えるので、非常に快適な車中空間を過ごすことができました。
終点の札幌駅ではなく、一つ手前の札幌時計台で降りました。
本日の宿泊先『Fairfield BY MARRIOTT 札幌 』は徒歩で10分ちょっとでした。
このFairfieldブランドは最近「道の駅」に併設されたものが続々とオープンしています。
トラさん一家も岐阜県美濃加茂市にある『Fairfield BY MARRIOTTぎふ清流里山公園』を建物の外から見たことがあります。2021年3月31日のブログで紹介しています。
本日のチェックインの時にMARRIOTT BONVOYのプラチナ会員以上にプレゼントされる特典の中に朝食がなかったので、朝食は付いていないのですか?と聞いてしまいました。
トラさんはFairfieldブランドに宿泊するのは初めてだったので、基本的に朝食サービスが無いことを知りませんでした。
結局、特典はMARRIOTTポイント500ポイントを選択しました。また、ギフトとしてちょっとしたお菓子も頂きました。

アサインされたお部屋は、フローリングの床をはじめ、木がいろんな所に使われていて、優し~く癒される感じです。
部屋の中の香りも良く、何だかほっとする空間でした。

道の駅に併設されているFairfieldもこれと同じコンセプトであれば、是非泊まり歩いてみたいものです。