2021年4月23日(金)
今日は生まれて初めて胃カメラ検査をしました。正確には「胃内視鏡検査」ですね。
胃ガンの検査には、大きく2通りの検査法があります。
バリウムを飲む検査法と胃カメラ検査法です。
35歳以降毎年実施される会社の健康診断では、バリウムを飲む検査を受けてきました。
トラさんが35歳になった頃は成人病検診と呼ばれていました。
初めて成人病検診を受けた時は、バリウムを飲む検査にショックを受けました。
身体ごとグルグル回されて、あっち向いてこっち向いてと忙しいこと。
バリウムも発泡剤と一緒に飲みますが、ゲップをしてはいけないので、ゲップを必死にこらえます。
検査後は下剤をもらって、頻繁にトイレへ駆け込みます。
こんなに辛いことを35歳以上の人達は毎年やっているのかぁぁと少し尊敬したものです。
2回目以降は慣れてきますが、胃のバリウム検査だけは毎年緊張します。
比較的最近、胃のバリウム検査は胃ガンリスクがあるというレポートを読んだことがあります。
現在でもバリウム検査を実施しているのは日本くらい。だから日本人は胃ガンになる割合が諸外国に比べて多いと結ばれていました。
このレポートを読んで以来、会社の健康診断でも胃のバリウム検査は受けないことにしました。
胃カメラ検査を受けたいと常々考えていたところ、トラさんの住む豊田市より総合がん検診の案内が送られてきました。
2021年度に60歳になる人を対象にしていると思われます。
胃ガンの検査はバリウムでも胃カメラでも選べます。
胃カメラができる医療機関は限定されており、近所の医院に電話し、空き状況を聞きました。
すると6月後半まで予約で一杯というではありませんか。ちょっと焦りました。
次に近い医院といより総合病院に電話すると、あっさり予約できました。

胃カメラでも口から入れる方法と鼻から入れる方法がありますが、トラさんは鼻からを選びました。
最初に検査着に着替えて肺のレントゲン検査と血液検査を行います。
ここで検査着からもともと着ていた服に着替え直します。
次に新病棟に移動して、胃の内視鏡検査を行います。できたばかりなので新築の匂いがします。

結構待たされましたが、準備のための椅子に座らされました。
まずは鼻腔を拡げる薬を鼻の穴に噴射されます。
その後、鼻の局所麻酔の薬を鼻の穴に噴射されます。喉を通る時にヒリっとします。
しばらくしてから内視鏡検査室に入り、くの字寝かされてカメラを入れられます。
最初は右の鼻の穴からカメラを入れましたが、トラさんが力を入れ過ぎているのか、なかなか奥まで入りません。
仕方なく、左の鼻の穴に入れ直します。トラさんがやや力を抜いたからか、今度は奥まで入っていきました。
モニター画像で観れるのですが、食道や胃の中の鮮やかなこと。
お腹の中に何かが入っている、という感覚はうっすらとありますが、痛くはありません。
しかし、身体には力が入って硬くなったままです。早く終わって欲しいのですが、バシバシ撮影をしていきます。
ようやくカメラを抜いて終了となりました。10~15分くらいですが、凄く長く感じました。
診断結果は後日郵送されてくるそうですが、胃の中を見た限りでは特に問題はないとのことでした。
胃に何か違和感があったわけではありませんが、ひと安心です。